以前から
作業で使っているエアーくぎ打ち機(ガン)に、加速度センサーを取り付けて稼働率を集積していました。
半年ほど、データがたまってきましたのでデータ解析をしてみました。
(写真:ガン と センサー 右下の四角のICチップが センサー+無線モジュール)
(グラフ:取得データと解析結果の一例)
解析結果
「ガンの稼働率ー釘の消費」 の関係
ガンの稼働率に比例して、釘の消費が多くなっている事が確認できました。
(これはごく当たり前な結果なのですが、、、)
このデータをもとにすると・・
現状は釘の在庫が減り具合を「目で見て管理する」という手間がありますので、
今後は「稼働率ー消費」の関係をもとに「自動で管理する」仕組みに発展させることができそうですね。
使用されるガンに偏りがあった
作業場には、常時6台のガンを置いていますが、同じガンばかりがよく使用されていました。
よく調べてみると、1度ガンを取り出した後に、複数作業者でそのガンを共有していた為でした。
ガンを共有して使用する事は、「釘の選び間違い」を減らせる観点から問題視していません。
しかし、「ガンの消耗」、「作業効率」の観点から管理場所、使い方の見直しを検討します。
結果を次に繋げるために
作業者が自主的に取り組めるように、結果を作業者へ説明し、改善案を一緒に考えています。
上記で記載した通り、次に繋がる案がでてきました。
最終的には、ガンの故障予知・検知などできるといいですね。
<IoT化に使用した部品>
・3軸加速度センサー
・無線通信モジュール(IEEE802.15.4)
・パソコン(Windows)
<データ取得から解析までの流れ>
①(ガンが動いた時に)加速度センサーからパソコンへ、無線でデータ送信(UARTシリアル通信)
②パソコン側で受信したデータを、TeraTermで取得し続ける
③取得した実データから、必要な文字列のみ運用データとして抽出し、csvファイルを作成
(ruby on railsでツール作成)
④csvファイルをエクセルで分析